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昭和記念公園の花の丘に咲くキバナコスモスとシャボン玉

JOURNAL ・ 撮影地の記録

昭和記念公園のコスモス ― 花の丘を染める、秋の魔法

📍 東京都・立川 昭和記念公園 🌼 見頃 キバナコスモス7月下旬〜9月/秋のコスモス10月ごろ

東京・立川。広い空の下に、まるごと黄金色に染まる丘があります。なだらかな斜面を、数百万本のキバナコスモスが埋めつくし、風が吹くたびに花の海が一斉にうねる。都心から電車で小一時間、けれどそこにあるのは、どこか遠い国の夏の終わりのような、静かで眩しい風景です。

丘いっぱいの花が、いっせいに揺れる

国営昭和記念公園の「花の丘」は、公園のなかでもいちばん大きな花畑です。およそ一万五千平方メートルのなだらかな斜面に、キバナコスモスがおよそ四百万本。立っているだけで、視界の端から端まで花で満たされます。丘のてっぺんに立つと、足もとから空の境までが黄色とオレンジの斜面でつながって、自分が花の海に浮かんでいるような心地になる。人が心を動かされるのは、たぶんこの「スケールに飲み込まれる」感覚なのだと思います。一輪一輪は小さく素朴な花なのに、数百万本が集まると、ひとつの大きな生きもののように呼吸して見えるのです。

レモン色から、夕陽の色へ

キバナコスモスには、季節をまたいで表情を変える品種があります。夏の終わりに咲きはじめるのは、爽やかなレモンイエローの早咲き種。やがて秋が深まると、丘は燃えるようなオレンジ色へと移ろい、夕暮れどきの太陽をそのまま地面に降ろしたような色になります。掲げた一枚は、その色の盛りに、誰かが飛ばしたシャボン玉がふっと舞い込んだ一瞬です。光をまとった球がいくつも宙を漂い、花の上で銀色に光って、また消える。救急の現場で時間と追いかけっこをする日々のなかで、こうした「二度と戻らない数秒」に立ち会えることは、何ものにも代えがたい贈りものに感じます。

丘いっぱいの黄金が、風にひとつになる。
花の上で、光がそっとほどける。

訪れる方へ ― 見頃

夏の終わりから秋にかけて、花の色が二度移ろいます。

花の丘のキバナコスモスは、例年、早咲きのレモン色が夏の終わり(およそ七月下旬〜八月)からほころびはじめ、九月にかけてオレンジ色が丘を染めます。さらに十月ごろには、原っぱの花畑でピンクや白の「秋のコスモス」が見頃を迎え、公園全体ではあわせて数百万本ものコスモスが楽しめます。開花は年により二週間ほど前後するので、お出かけ前に公式の開花状況を見ておくと安心です。入園には大人の入園料がかかり、中学生以下はおよそ無料、シニア料金もあります。最新の料金は公式でご確認ください。

アクセス

いちばん近いのはJR青梅線「西立川駅」で、公園口を出ると花の丘側の西立川口まで歩いてほんの数分です。JR中央線・青梅線・南武線が集まる「立川駅」からも、北口から立川口までおよそ十分ほど。都心からの行き帰りに立川駅を使えるので、思い立った日にも訪ねやすい公園です。

撮影のヒント

まずは丘のいちばん下から見上げて、斜面いっぱいの花を画面に詰め込んでみてください。空を少なめにすると、花の量感がそのまま伝わります。光は午後の斜光や逆光が魅力的で、花びらが透けて金色に輝きます。手前の一輪にぐっと寄って前ボケをつくると、奥の花畑がやわらかな色の霧になり、立体感が生まれます。風のない朝は花が静止して撮りやすく、もしシャボン玉が舞っていたら、玉が光をまとう一瞬を待つのも忘れずに。

あわせて巡りたい

昭和記念公園は、四季を通じて花の絶えない公園です。春はチューリップや桜、菜の花、初夏のポピーやアジサイ、晩秋には黄金色のイチョウ並木と、訪ねるたびに違う表情が待っています。広い園内は一日ではまわりきれないほどで、水鳥の池やゆったりした原っぱでの休憩も心地よい時間です。帰りに立川駅まわりで早めの夕食をとって、花の余韻とともに一日を締めくくるのもおすすめです。

📍 所在地東京都立川市・昭島市/国営昭和記念公園
🌼 見頃キバナコスモス(レモン色)7月下旬〜8月ごろ/(オレンジ色)9月ごろ/秋のコスモス(ピンク)10月ごろ(年により前後)
🌼 花キバナコスモス(花の丘・約400万本)、秋のコスモス(原っぱ)。公園全体で数百万本
🎫 入園料大人の入園料が必要、中学生以下はおよそ無料、シニア料金あり(最新は公式で)
🚉 アクセスJR青梅線「西立川駅」から西立川口まで徒歩約数分/JR「立川駅」北口から立川口まで徒歩約10分
ℹ️ 最新情報見頃や開花状況、料金は昭和記念公園の公式情報を事前にご確認ください
昭和記念公園の花の丘のキバナコスモスを写したファインアートプリント
🌼 花の丘を染める秋の光を、一枚に

花の海に飲み込まれたあの一瞬を、FUJICOLOR最高級印画紙への銀塩プリントでお届けします。世界中へ発送可能です。

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