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秋の花の絶景撮影地ガイド ― 彼岸花・コスモス
秋の花といえば、9月のお彼岸のころに咲く彼岸花(曼珠沙華)と、10月ごろに見頃を迎えるコスモス。そのあいだを、夏の終わりから10月ごろまで咲くキバナコスモスがつなぎます。関東でこの秋の花を撮るなら、雑木林の林床を赤く染める千葉・八千代の村上緑地公園、ビルを背にコスモスが揺れる東京・汐留の浜離宮恩賜庭園、丘一面がキバナコスモスになる東京・立川の国営昭和記念公園。3か所とも実際に撮影した場所で、見頃とアクセスの目安、2026年の公式発表、撮った日時と撮り方をまとめました。
このガイドの要点
- 彼岸花 — 村上緑地公園(千葉・八千代)。雑木林の林床におよそ24万本ともいわれる大群生で、見頃は例年9月中旬〜下旬(秋のお彼岸のころ)。東葉高速鉄道 村上駅から徒歩約18分。
- ビル群とコスモス — 浜離宮恩賜庭園(東京・中央区)。お花畑の花の背に汐留の高層ビルがそびえる、都心の花畑。都営大江戸線 汐留駅から徒歩数分。
- 丘一面のキバナコスモス — 国営昭和記念公園(東京・立川)の「花の丘」。およそ一万五千平方メートルの斜面をキバナコスモスおよそ四百万本が埋め、レモン色からオレンジ色へ移ろう。JR青梅線 西立川駅から徒歩数分。
- 光 — 彼岸花は木漏れ日の逆光、コスモスは午後の斜光や逆光。
村上緑地公園(千葉・八千代)― 雑木林を染める彼岸花の赤

関東で彼岸花の名所を訪ねるなら、まず思い浮かぶのが千葉・八千代の村上緑地公園です。ここの彼岸花は、ひらけた野原ではなく雑木林のなかに咲きます。木々のあいだを抜けて歩いていくと、足もとの斜面が一面、赤に染まっている。およそ24万本ともいわれる大群生が緩やかな起伏に沿って奥へと広がる規模は、県内でも有数です。立ち止まって見上げると、葉のすきまから差す木漏れ日が、花の一輪ひとつを内側から灯しているようでした。秋のお彼岸のころにそろって咲くことから曼珠沙華とも呼ばれ、見頃はほんの一週間ほどで過ぎていきます。
このガイドから選ぶ、壁に飾る3作品
このガイドの季節に撮影した実在作品を、FUJICOLOR最高級印画紙の銀塩プリントでお届けします。
浜離宮恩賜庭園(東京・中央区)― ビルを背にしたコスモス畑

東京・汐留。ビルの谷間に、ふいに花畑があらわれる季節があります。将軍家ゆかりの大名庭園・浜離宮恩賜庭園のお花畑には、夏のキバナコスモスが黄金色に、秋のコスモスがやわらかなピンクに揺れ、その背には高層ビルの壁がそびえます。はじめてこの場所に立ったとき、柔らかな花弁と冷たいガラスの壁が同じフレームのなかでゆらぐ、その不思議な調和に思わず足が止まりました。三百年の庭と現代の都市、ふたつの時間が同居する、東京ならではのコスモス畑です。この庭園で2025年10月8日に撮った「黄金のコスモス」は、東京都中央区の公式インスタグラムに掲載されました。
国営昭和記念公園(東京・立川)― 花の丘を染めるキバナコスモス

東京・立川の国営昭和記念公園。「花の丘」は、およそ一万五千平方メートルのなだらかな斜面をキバナコスモスおよそ四百万本が埋めつくす、園内でいちばん大きな花畑です。夏の終わりの爽やかなレモンイエローにはじまり、秋が深まるにつれて丘は夕陽のようなオレンジ色へと移ろいます。丘のてっぺんに立つと、足もとから空の境までが花の色でつながり、自分が花の海に浮かんでいるような心地になりました。10月ごろには原っぱの花畑でピンクや白の秋のコスモスも見頃を迎え、公園全体ではあわせて数百万本のコスモスが楽しめます。
赤から黄金へ、そして薄紅へ。
秋の花は、駆け足で色を替えていく。
いつ行くか ― 彼岸花は9月のお彼岸、コスモスは10月
秋の花は、驚くほど駆け足です。彼岸花はお彼岸のころのほんの一週間、キバナコスモスはレモン色からオレンジ色へと表情を変えながら夏の終わりから10月ごろまで、ピンクの秋のコスモスは10月ごろに見頃を結びます。このガイドの写真を撮った日は、村上緑地公園の彼岸花が2025年9月28日、浜離宮恩賜庭園のキバナコスモスが10月8日、国営昭和記念公園のキバナコスモスが10月10日でした。開花は気候により前後しますので、お出かけ前に各撮影地の公式の開花情報を必ずご確認ください。
2026年の公式発表(9月27日確認) 浜離宮恩賜庭園は、近年の猛暑や台風を考えて種まきの時期を変え、今年はピンクや白のコスモスは咲かず、お花畑の全面をキバナコスモスにして9月下旬〜10月中旬に見頃を合わせると発表しています(東京都公園協会)。国営昭和記念公園の「コスモスまつり2026」は9月12日〜10月25日で、花の丘のキバナコスモスは9月中旬〜10月上旬、原っぱ東花畑のコスモス「センセーション」は10月上旬〜下旬が開花の目安とされています(国営昭和記念公園)。
このガイドの撮影地で撮った作品
撮影日時は、カメラに残った撮影時の記録です。写真を押すと作品ページが開きます。
よくある質問(撮影する人向け)
2026年の浜離宮恩賜庭園で、ピンクのコスモスは撮れますか?
撮れません。浜離宮恩賜庭園は2026年8月25日のお知らせで、近年の猛暑や台風を考えてお花畑の見頃を9月下旬〜10月中旬に合わせるよう調整し、種まきの時期を変えたため、今年はピンクや白のコスモスは咲かないと案内しています。お花畑の全面に黄色のキバナコスモスが咲く予定で、開花状況は庭園の公式Xで知らせるとしています。ピンクや白の秋のコスモスは、このガイドの3か所では昭和記念公園の原っぱの花畑が撮りどころで、2026年は原っぱ東花畑の「コスモス・センセーション」が10月上旬〜下旬に咲く予定です。
出典:浜離宮恩賜庭園「お花畑のコスモスについて」、国営昭和記念公園「コスモスまつり2026」(いずれも2026年9月27日確認)
朝や夕方の光をねらうなら、何時から何時まで入れますか?
浜離宮恩賜庭園は9時〜17時(入園は16時30分まで)で、2026年は10月21日〜23日と10月30日〜11月3日だけ21時まで開園を延長します(最終入園20時30分。17時以降は立入制限区域あり)。国営昭和記念公園は9時30分に開き、閉園は10月が17時、11月からは16時30分です(4〜9月の土日祝日は18時)。どちらも開園が朝9時台なので、このガイドでコスモスにすすめている午後の斜光や逆光を、閉園までにねらう組み立てになります。村上緑地公園は、指定管理者の案内に載っているのが駐車場の利用時間(1〜5月と9〜12月は8時〜18時、6〜8月は8時〜19時30分、夜間は施錠)だけで、公園そのものの開園時間は書かれていません。
出典:浜離宮恩賜庭園(東京都公園協会)、浜離宮恩賜庭園「夜間の開園時間延長のお知らせ」、国営昭和記念公園「開園時間・休園日」、八千代市指定管理公園「村上緑地公園」(いずれも2026年9月27日確認)
三脚は使えますか?
国営昭和記念公園は、公式の撮影マナーで三脚や外部ストロボは持ち込み禁止ではないとしたうえで、狭い園路や通行を妨げる場所での使用は控えるよう求めています。花畑の柵やロープの内側に入ることは禁止です。浜離宮恩賜庭園の利用ルールは、日本語の本文に三脚の記載がなく、英語の本文では来園者の撮影をスマートフォンや小型の手持ちカメラによる記念の撮影に限るとしているので、三脚を使いたい場合は事前に浜離宮恩賜庭園サービスセンター(03-3541-0200)へ確かめてください。村上緑地公園は、指定管理者の公園案内にも八千代市公園緑地課のよくある質問にも三脚の記載がありません。記載が無いことは「使ってよい」という意味ではありません。
出典:国営昭和記念公園「公園ルールや持込禁止品」、浜離宮恩賜庭園「ご入園の際のお願い、園内ご利用ルール・撮影について」、八千代市指定管理公園「村上緑地公園」、八千代市「公園緑地課へのよくあるお問合せ」(いずれも2026年9月27日確認)
「コスモスとシャボン玉」のような一枚は、どこで撮れますか?
国営昭和記念公園は「コスモスまつり2026」(9月12日〜10月25日)の催しとして「シャボン玉のフォトジェニックタイム」を開いています。2026年の日程は9月12日(花の丘)、9月27日(原っぱ南花畑)、10月7日と12日(原っぱ東花畑)で、各日10時30分〜11時と12時〜12時30分の2回です(開花状況で変更あり。参加は無料、入園料は別)。浜離宮恩賜庭園は、シャボン玉を園内でご遠慮いただくことのひとつに挙げています。
出典:国営昭和記念公園「コスモスまつり2026」、浜離宮恩賜庭園「ご入園の際のお願い、園内ご利用ルール・撮影について」(いずれも2026年9月27日確認)
5枚の撮影日時と撮り方 ― 彼岸花は逆光、コスモスは前ボケで
このガイドの5枚は、すべて NIKON Z f と NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II で撮影しました。撮影日時は次の表のとおりです(作品名から各作品のページへ移れます)。
| 撮影日時(2025年) | 作品と撮影地 |
|---|---|
| 9月28日 6:09 | 曼珠沙華の森村上緑地公園(千葉・八千代) |
| 10月8日 13:48 | 黄金のコスモス浜離宮恩賜庭園(東京・中央区)東京都中央区の公式インスタグラムに掲載 |
| 10月10日 9:44 | オレンジのキバナコスモス国営昭和記念公園(東京・立川) |
| 10月10日 9:46 | レモン色のキバナコスモス国営昭和記念公園(東京・立川) |
| 10月10日 10:55 | コスモスとシャボン玉国営昭和記念公園(東京・立川) |
彼岸花は、花のうしろから光が差す逆光をねらうと、細い花びらが透けて赤がランプのように発光します。赤は露出が上がると白っぽく飛びやすいので、わずかにマイナスへ補正して深い赤を残すのがおすすめです。村上緑地公園の一枚は、朝6時台の雑木林で撮りました。浜離宮と昭和記念公園の4枚は、いずれも日中の撮影です。花畑を広く入れた3枚は広角側、シャボン玉の一枚だけは望遠側を使いました。コスモスは、手前の一輪にぐっと寄って前ボケをつくると、奥の花畑がやわらかな色の霧になり、立体感が生まれます。浜離宮では背景のタワーを画面の上に大きく取り込むと、江戸と現代の対比がそのまま物語になります。三脚や設定など基本のコツは花風景写真の撮り方に、朝夕の光をねらう日は朝もやとマジックアワーの撮り方にまとめています。彼岸花とコスモスの季節が終わるころ、山や庭園は紅葉の盛りへ。続きは紅葉の絶景名所ガイドでご案内しています。
雑木林に燃える彼岸花から、丘を染めるキバナコスモスまで。心に残った秋の花を、FUJICOLOR最高級印画紙への銀塩プリントでお届けします。額装にも耐える一枚を、日本各地へ発送いたします。海外へのお届けは英語版サイトから承ります。
💾 画面で楽しむデジタル版(1点 ¥600)もご用意しています。まとめるほどお得で、3点 ¥1,530・5点 ¥2,250(1点あたり ¥450)。作品の組み合わせは自由です。
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